『【特別保存刀剣・本阿弥折紙】徳川将軍家・肥後細川家を経て堀部直臣が旧蔵した古極・志津兼氏の傑作刀「無銘(兼延)」』はセカイモンで8593f492から出品され、707の入札を集めて01月07日 16時 52分に、384150円で落札されました。即決価格は384150円でした。決済方法はに対応。新潟県からの発送料は落札者が負担しました。PRオプションはストア、取りナビ(ベータ版)を利用したオークション、即買でした。
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¥ 513000
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【寸法】
登録証種別:刀
登録証銘文:「無銘」
登録証長さ:2尺3寸3分5厘
登録証反り:5分
元幅:2.9cm
先幅:2.6cm
元重:0.6cm
先重:0.5cm
【刀身】
本造り、庵棟、身幅元先の幅開かず、反りやや浅め
鍛え、板目肌、杢を交えて肌立ち、流れごころとなり、地沸厚く付き、地景入る
刃紋、湾れに小互の目交じり、小足入り、沸よく付き、荒目の沸を交え、刃縁ほつれ、湯走り交え、砂流し頻りにかかる
帽子、湾れ込み、掃きかけて返る
中茎、大磨り上げ、先切
ハバキ、金着祐乗
【説明】
本阿弥古折紙、明治の大蔵刀家・堀部直臣筆の来歴書(以上は兼氏の極め)および特別保存刀剣の鑑定書が付いた南北朝時代の名工・兼延の刀になります。
兼延は南北朝時代の直江志津派の名工で、美濃の刀であるにも関わらず相州風の刀を鍛えた直江志津派を代表する名工の一人です。
美濃刀の開祖とされる志津三郎兼氏は兼延の父あるいは祖父の代に当たり、兼延の属する直江志津派は最も兼氏に近い特徴を有した刀として珍重されております。
実際に本作は絢爛な地沸と荒沸に砂流しかかる、一見すると正宗と判断するほど非常に華美な相州伝の刀ですが、地鉄に流れごころが出ている事から志津一派の作と看取できます。
注目するべきはその豪華な来歴で、本阿弥光忠が郷や則重に匹敵する千五百貫の極めによって「志津(つまり兼氏)」として極めを付した折紙が残っており
明治時代の大愛刀家・堀部直臣の来歴書によって、柳営(徳川将軍家)から肥後細川家に下賜された経歴を有する刀である事が判明しております。
堀部直臣は堀部安兵衛の子孫と称した旧肥後藩士で、維新後は第九国立銀行頭取や日本興業銀行の設立にも関わった財界の大富豪で、明治屈指の愛刀家として知られております。
彼の来歴書によれば、明治三十年に当時の一流刀剣商・網屋を通して細川侯爵家から売りに出された際に当時の(警官の月給がの時代)を投じて入手した事や
兼氏の宝刀として徳川将軍家、肥後細川家に伝わった事が記されており、大金を払って両家伝来の刀を手に入れた堀部の嬉々とした様子がうかがえます。
また、登録はなんと熊本県の二桁代の正真正銘の大名登録であり、いかに本作が長く重宝されてきたかが分かります。
戦後に佐藤寒山氏が拝観した事が鞘書きの「大和志津(近代では無銘の兼氏刀にこの極めを出します)」極めにも記されており、まさに歴代の一流名士達に伝わった宝刀です。
状態も研磨上がり同然で、特別保存鑑定書(正真は確認済)によって南北朝時代以前の志津系統の刀という保証も担保されておりますので安心してお楽しみいただく事ができます。
南北朝期の関の刀は大和志津・直江志津・兼延など非常に多様な極めの鑑定書がございますが、本作はその華々しい来歴、傑出した出来、状態の良さなどからも重要刀剣以上への
指定が十分に範囲内と思われる、徳川将軍家および肥後細川家に伝来したまさに愛刀家が子々孫々まで伝えたい珠玉の一振りです。
ぜひとも家宝にされる事を強くお勧めいたします。
【ご注意事項】※入札前には必ずお読みください。入札後は以下へ同意いただけたものとさせていただきます。※
・本商品は委託出品ですので、返品不可、ノークレームノーリターンでお願い申し上げます。
・商品の写真はできるだけ現物に忠実なように撮影していますが、どうしても現物の状態を表現しきれていない場合がございます。
・商品が未鑑定品の場合、商品説明の記述は見解の一つであって鑑定結果等を保証・お約束するものではございません。
・骨董品・中古品であるという事をご理解いただき、過度に神経質な方のご入札は申し訳ありませんがお断りいたします。
・寸法は、専門の器具を使用して採寸している訳では無く、あくまで素人採寸のため誤差はご容赦ください。
・写真を良くご覧の上ご判断いただき、あるいはご質問をいただいた上で責任のあるご入札をお願いいたします。
・終了の当日や終了直前でのご質問には回答できない可能性がございますので、ご質問は時間にゆとりを持ってお願いいたします。
・落札後24時間以内のご連絡、3日以内のご入金、および受取後24時間以内の受取連絡をお願い致します。
・ご連絡ご入金頂けない場合、誠に恐縮ではありますが入札者様都合で落札を取り消させていただく場合もございますのでご注意ください。
・評価が新規の方でご連絡が無い方、および過去の取引にて著しく悪い評価がある方の場合、入札をキャンセルさせていただくことがございます。